1.生涯健康カルテネットワークの基盤整備
四国4県電子カルテネットワークの医療IT技術など、現在稼動中の5つの医療ITネットワークシ
ステムを有機的に取り込み、生涯健康カルテネットワークとする。
その基盤の上に健康アドバイザー支援やレシピ、食材供給、フィジカルトレーニング等のサービ
ス産業に活用する。
2.個々人に応じた健康な食材の供給
(1)健康データの蓄積、加工、個々人に応じたデータ参照の技術
・生涯健康カルテネットワークは、検診結果、日常の食生活内容から、栄養バランス等を改善
するプログラムを搭載する。
・既存研究結果から年齢や健康状態に応じた食事メニューを推薦するアルゴリズムは可能で
ある。香川大学等が中心となって、新たにプログラムを構築する。
・利用者は、推薦の食事メニュー(食事箋)をもとに画面に表示された宅配食を注文できる機能
を搭載する。
・利用者の健康状況を追跡し、蓄積された食事内容と健康状態のデータを統計分析しはEBH
を確立する。
(2)フィードバックデータによる健康食の開発
・消費者には、個々人の症例やニーズに応じた冷凍食品などの健康食を提供する。
・消費者と食品・流通会社の間で、相互にデータのフィードバックが可能である。
(3)地元食品会社による冷凍食品の新規顧客の開拓
・生涯健康カルテのデータに従って加ト吉などの食品会社が個々人の健康状態に応じた冷凍
食品メニューを作り、一人暮らしの高齢世帯を中心に供給する。宅配、通販も行うが、まず香
川県で店舗数の多いスーパーマルナカにて販売する。また、ヘルパーが購入して届けるサー
ビスを行う。
・加ト吉等が生活習慣病の程度に応じた冷凍食品を開発する。地域の中核病院を中心に、グレ
ード別生活習慣病食を提供し、データをとりフィードバックし効果を判定する。
同様の方法を他病院に展開するパターンと一般流通にのせるパターンで流通量を増やす。
・都会からの単身赴任者や家庭の健康を預かる主婦を対象に日常生活の中で気軽に健康管
理できるシステムをスーパーで実施し、加ト吉→マルナカ経路で個々人にあった食材やレシピ
を提供する。
(4)健康サービスセンターのサービス料金
・健康サービスセンター(新会社)は、加ト吉、スーパー、中核病院、自治体からそれぞれの利
用者数に応じて、サービス料を受領する。
3.癒し系アイランドで健康ツーリズム
(1)現在お遍路さんとして四国八十八ヶ所を全国から年間30万人(50歳以上が約75%)の人が訪
れる。札所や宿坊などで健康データを測定し、「歩き」や「心の癒し」によって健康になった様子
をグラフやデータで自ら確認し、健康アドバイザーにより自分に適したアドバイスを受けること
ができる。帰ってからも続けて健康管理が可能で、健康アドバイザーにより再度自分に適した
健康めぐりプログラムが提案される。一度訪れた観光客にきめ細かな健康アドバイスを体験
することにより、リピート客を増やす仕組みを提供する。
(2)JR四国及びJR四国バスの現在提供しているバスツアーを、健康ツーリズムとしてさらに高齢
者や中高年の訪問者の増加を図る(ジパング倶楽部等)。
(3)既に医師が同乗している長距離バスツアーもあるが、今回はバスに健康測定機器を設置し、
中高年者が安心して参加できるようにする。
なお、健康サービスの仕組み・内容について添付資料−4に「食材供給」、添付資料−5に「流通」、四国独自の地域資源を活用した企画として、添付資料−6「四国八十八ヶ所健康めぐり」を、添付資料−7「メンバーの役割分担」をそれぞれ示す。 |