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東京フェリシアレディースクリニック
東京フェリシアレディースクリニック 院長
小林 肇先生
専門
- 産婦人科専門医 / MPH(公衆衛生学修士) / 医学博士
導入の背景
- 開業時から電子カルテシステムの導入を予定していた
- 数年後、どの機能が必要かを明確にした上で、導入を検討
導入の決め手
- ワークフローに合わせた柔軟なカスタマイズ
- 端末の使用台数にライセンス制限が無く、コストパフォーマンスが良い
- タブレット端末の活用や、既存システムとのリンク機能で、柔軟な使用ができる
導入の効果
- 複数の端末からカルテが閲覧できるようになり、業務効率が向上
- 事務スタッフの教育が効率化され、コスト削減にもつながった
- 患者との対話にかける時間が増えた
導入を決めたのは、開業後、本当に必要な機能が明確となってからでした。
——導入の背景について教えてください。
開業時より電子カルテシステムの導入を予定していました。
ただ、どのような機能が必要か明確になってから検討を始めようと考え、開業数年後、明確になった必要な機能をもとに、電子カルテシステム導入に向け動き始めました。
多数の電子カルテメーカーのお話を聞いた中で、柔軟なカスタマイズ対応で、自分たちが欲しかった機能が実現できるハローベイビープログラムを選びました。
「自分たちの欲しい機能が形にできる」が決定理由です
——その中で、大きな決定理由は何だったのでしょうか。
ワークフローに合わせて、システムの柔軟なカスタマイズが可能なことは、大きな決め手でした。
また、端末の使用台数にライセンス制限がないなど、魅力的に感じる部分が多くありました。
1. WEBシステムの電子カルテは柔軟な使用と拡張性が魅力
以前使用していた電子カルテシステムもハローベイビープログラムにリンクを貼ることで自由に閲覧できます。
また、電子カルテが対応していない機能もデバイスのOSが対応していれば、その機能を電子カルテで使うことができるという点もWEBシステム電子カルテの魅力です。
例えばタブレット端末をつなぐことで電子カルテに音声入力ができ、同じくタブレットで撮影した赤ちゃんの患部の写真を電子カルテに保存できるなど、WEBシステムの使用方法の柔軟性に魅力を感じました。
2. 従来の電子カルテの枠にとらわれない使用方法の可能性
まだ実現できていないのですが、統計機能や研究のためのデータ取得にも使えるのではと考えています。
3. 導入台数に制限がない
使用しているパソコンのスペックが導入条件を満たしていれば、導入台数に制限なくハローベイビープログラムを動かせるため、総所有コストを考えれば非常にコストパフォーマンスが良かった点も魅力に感じた点です。
この便利さに慣れてしまうと、以前の作業は、思い出せない!もう戻れません
——使用してみての感想はいかがですか。
使い勝手は、とても良好です。
電子カルテを導入し、業務を省力化できたと感じる部分は間違いなくあります。例えば以前は、検体ラベルを手書きで作成していましたが、入力データを活用し検体ラベルが印刷できるようになり、格段に便利になったと感じます。
以前はどうやって作業をしていたのか思いだせなくなるほど、この便利さがなくてはならないものになりました。
また、システムが安定して動いており、安心して使用できます。
導入して以来 「システム動かなくて、診察ができない」などの、大きなトラブルもなく運用しています。
情報共有の時間を最小限にできたことで、患者様に向き合える時間が増えました
——導入後、どの様な効果を感じていますか。
電子カルテの導入に伴い院内のワークフローの確立ができ、業務効率があがりました。
紙カルテの場合1カ所にしか存在せず、その場所に行かないと内容を確認することができませんでしたが、電子化することで複数の端末から同時にカルテを閲覧できます。
電子カルテだから当たり前なのですが、紙がある所に人が動くことが減ったのは大きなメリットでした。
手書きでなくてもいい部分は電子化し、書類の頭書きなどをテンプレート化することでミスを防ぎます。
システムを導入することで、事務スタッフの教育も効率化できたと感じています。また、コスト面も格段に削減できたと感じます。
ハローベイビープログラムのシステムはとてもシンプルです。だからこそ、スタッフも使いこなしていることも良い点です。
カルテの入力時間を最小限にして、時間を患者さんに使えるようになり、申し送りなど情報共有に使う時間を効率化し、治療方針を決めるディスカッションなどに時間をかけられるようになったのも、大きなメリットです。
さらに柔軟なカスタマイズの向上を期待しています
——最後に、弊社製品への期待する部分を教えてください。
柔軟なカスタマイズが出来るのが大きな魅力で、導入前に私たちが電子カルテで叶えたかったことが実現し満足している一方で、まだ実現したいことは残っています。
現在、画面構成のフルカスタマイズは難しいと思いますが、紙カルテなら、見開きにしたときに一度に得られていた情報が、画面だと同じようにはいかない部分があります。
何の情報が一緒に取得できれば良いのか、そういった部分の柔軟性を向上していくことで、さらにワークフローに沿った電子カルテの実現を期待しています。
また、他医院のカスタマイズ事例を他のクリニックにも活用できるようになれば、業務がスムーズになり、医療安全の観点からも良いのではないかと感じます。
そして病棟はWi-Fiを利用しているのですが、病室から病室へ移動するときに、Wi-Fiのアクセスポイントの切り替えがあり、レスポンスがあまりよくないときデータが消えないような工夫があると良いと思います。
ハローベイビープログラムはそれを上回る仕様のメリットがあるものの、状況によっては、画面の切り替えなどが遅く感じることがります。
更に早いレスポンスへのバージョンアップを期待しています。